コース情報
コース説明
ユージンのオレゴン大から南東に進んで山なりに少し上って1kmぐらいのところに自然豊かなヘンドリックス公園がある。ここは土のトレイルコースや起伏もあるが、山中の森の中のトレイルという感じで雰囲気が良い。
そのヘンドリックス公園から北に進むと、すぐにプリズロックの看板が左手に見える。この場所が「オレゴンの伝説」ことスティーブ・プリフォーンテーンが1975年5月に自動車事故を起こして亡くなってしまった現場である(享年24歳の若さで亡くなった)
プリフォンテーンについては、ジャレッド・レト主演の「プリフォンテーン」の映画でその半生を知ることができるが、やはりこの現場に来ることでしかわからないこともある。
彼がこのユージンの地で、オレゴン大で残した遺産は大きく、当時(1970年大前半)はジム・ライアンの1マイルやフランク・ショーターといった五輪メダリストやビル・ロジャースによるマラソンがアメリカで注目されていた時期。
それをこの「プリ」という青年が3マイルや5000mで活躍し、大学生としてミュンヘン五輪に出場して優勝候補に名乗りあげる、というサクセスストーリーに発展していく(プリはラッセ・ビレンに敗れて4位)
とはいえ、プリは亡くなる日までの直近1年間で2000m〜10000mまでの距離全て(2000、2マイル、3000m、3マイル、5000m、6マイル、10000m)で全米記録を更新した怪物であった。
オレゴン大時代は1マイルよりも長い距離の種目では大学生相手には無敗を誇り、長距離競技をアメリカでメジャーにさせて1970年代のアメリカにおけるランニングブームの火付け役となった1人である。
プリズロックは今でもずっとユージンを訪れるランナーにとっての聖地である。私が訪れた2022年7月にはその時期に開催されたロードレース(Uplift 5k)の完走メダルが置かれていた。
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