銀山温泉ぐるっと満喫コース
【大正ロマンを求めて・・・銀山温泉コース】 山形県尾花沢市にある銀山温泉は、山形新幹線「大石田駅」より車で30〜40分ほど。路線バスもしくは宿の送迎バスで訪れることができる。今回の旅では銀山温泉で1泊することにしていたので宿のバスに迎えに来てもらうことに。 その前に腹ごしらえ。大石田駅の周辺には「そば街道」と銘打ってたくさんの蕎麦屋がある。是非とも、ランだけでなく少し時間に余裕を持って散策(寺巡りと最上川の景色がオススメ)とランチを楽しんでほしい。ランチと散策を済ませたらいざ銀山温泉へ。車内は旅館の親父さんの軽快な観光案内トークが愉快であっという間に到着。ちなみに1泊したので帰路も駅まで送っていただいたが、奥様が用事に出るので寄り道をしてみんなでお見送り。これも旅の醍醐味。 銀山温泉は温泉街自体が川に沿うようにして何軒もの宿が連なる。バスや自走できた場合は坂の上で下車もしくは駐車。温泉街に入れるのは宿の車だけ。 日帰りで来た場合、起点は坂の上の駐車場。アフターのお風呂は公衆浴場が2箇所あるのでいずれか、もしくは両方を堪能すると良いでしょう。ただし、荷物預けはできないのに加え、営業時間が異なるので立ち寄り湯の場合は走りに行く前に営業時間を確認しておくと間違いありません。宿泊の場合は、それぞれの宿を起点に走ることが出来ます。時間を気にせず楽しめるので、こちらがオススメ。 荷物を置いて早速ランへ。温泉街を通り抜け、目指すは銀鉱洞。川沿いを奥へ奥へと迎えばたどり着くことができます。片道1km強なので、途中にある「白金の滝」と「籟音の滝」を眺めたり、夏でも冷たい風が吹き出してくる「夏しらず」などに立ち寄りながら、景色とともにコースを楽しむと良いでしょう。距離は短いですが、映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われる宿を始め見所は豊富で、ビギナーでも十分に楽しめます。ぐるぐると回って一汗かいた後の温泉は最高です。 宿泊をお勧めするもう1つの理由は夜の街並みがとても綺麗なこと。夕飯を終えると、皆、ぼんやりと照らし出された宿の姿を眺めて足湯に浸ったり、カフェでのんびりと過ごします。大正時代から残る街並みは小さいながらもとても風情があるもの。せっかくなので日帰りではなく静かな場所でゆっくり過ごす。これもラントリップの醍醐味ではないでしょうか?