香港に来たならここは走りたい、鉄板の海沿いコース
どこへ行っても定番となる地元のランナーが集うコースがあるものです。 「香港のランニングコースといえばここ!」と、今日は香港に旅をしたなら是非とも走ってほしいコースを紹介します。 香港の魅力はアクセスが良くショートステイや弾丸旅行に向いていること、食文化も日本人になじみやすいこと、加えて温暖なこと。日本から飛行機に乗って4時間ほどで香港空港に到着しますし、空港から都心部へは約10分に1本出ている電車で30分もあれば着いてしまいます。時差も1時間なので時差ぼけの心配もありません。毎年2月には10km、ハーフマラソン、フルマラソンと合わせて7万人以上が参加する香港マラソンが行われたり、面積の約8割を占める林野を使ったトレイルランニングの大会も豊富にあります。トレイルランニングの大会は秋から春に集中し、夏場は行われません。香港の夏は驚くほどの暑さだからです。ですので、どうせ行くのであれば。秋から冬がオススメです。寒い日本を抜け出して朝ランでもTシャツなどの軽装で走ることができ、爽快です。 今回紹介する海沿いのプロムナードと呼ばれるルートは道幅も広くとても走りやすいコースです。 毎朝毎朝、ランナーはもちろん、散歩する人、太極拳やラジオ体操をするためにたくさんの人がこのエリアに集まります。見ていてこちらが寒くなりますが、泳いでいる人もいます。 起点はスターフェリーと呼ばれる船着場(トイレあり)から反対端のプロムナード終点までは片道約4km、往復で8kmと手事な距離。行きは海を挟んで右手に香港島の高層ビル群とその向こう方昇る朝日を眺めながら、帰りは左手に眺めながら走ることができます。途中1箇所大きな坂道(高速道路のような道を行きます。僕は高所恐怖症なので実はここで足がすくんでしまうのですがこれも旅先のルートならでは。)がありますがそれ以外は平坦なのと一本道ですので初めての人でも安心です。2016年12月現在、工事をしている箇所があり、一部迂回が必要ですが工事箇所に迂回路のルートがきちんと張り出してあるので心配ないでしょう。 オススメの時間帯はやはり早朝です。朝も時間が遅くなると街中にたくさん人が出てくるし、日中になると観光客でごった返すので思うように走ることは難しいです(香港の人混みはものすごいです)。少し早起きをして日の出とともに走り出し、徐々に目覚めていく香港の町並みを眺めながら走る。そしてシャワーを浴びて近くのお粥やさんで地元の人に混ざって朝ごはんをいただく。日中は観光へ繰り出して香港を目一杯楽しむ。まさにruntripなそんなスタイルがおすすめです。 九龍半島側に宿泊するのであれば、繁華街を抜けるネイザンロードをまっすぐ南下して走っていけば、海へぶつかりますのでホテルを起点に走ることができます。荃灣線(Tsuen Wan Line)の「旺角站(Mong kok Station)」「油麻地站(Yau Ma Tei Station)」「佐敦站(Jordan Station)」「尖沙咀站(Tsim Sha Tsui Station)」各駅がネイザンロードに面しており、どの駅からもスタートできます。また、離れている場合は電車に乗って「尖沙咀站(Tsim Sha Tsui Station)」駅で下車すれば、スターフェリー乗り場はすぐです。このようにコース設定も容易なのも魅力の1つ、是非、香港に足を運んだらこのルートを走ってみてください。