今もなお残る素晴らしいマクリッチ貯水池
都会のイメージが強いシンガポールですが、そのシンガポールの中心にあるマクリッチ貯水池のまわりのトレイルコースを日本人が走るとおそらく感動すると思います。 それはなぜか...? シンガポールは基本的に200m以上の山がありません。この国においてのトレイルとは、ジャングルの跡地です。 島国のシンガポールでは、生活用水の確保のためにいくつもの貯水池が作られました。その中でもマクリッチ貯水池は最も歴史が古く、イギリス植民地時代の1860年代に作られました。 野生の猿や、野鳥のさえずり、カメもいますし、魚はもちろんのこと、ラッキーな人はモニターリザードという大きいもので1m級のトカゲにも出会えます。このような東南アジアならではの自然を感じられるトレイルは日本には無いでしょう。 トレイルコースはやや起伏がありますが、基本的には90%以上が不整地で素晴らしいトレイルコースとなっております。路面は不整地ではあるのですが、道自体はきちんと整備されていて走りやすいコースです。シンガポールのクロスカントリー大会や、24時間走の大会などはここで行われています。 1周10kmほどの周回のトレイルコースは大人気のコースで、ローカルランナーを筆頭に、ヨーロッパ系の駐在員など週末はかなりの人で賑わいます。またウォーキングを楽しむ人も週末はたくさんいます。 マクリッチ貯水池に、はじめていく人は、ツリートップウォークという吊り橋にいくことをオススメします。そこに行けば、少しばかり遠足気分になることが出来ます。このジャングルを上から見下ろせる長さ250mの吊り橋で、そこからの景色は最高です。 日差しが強いシンガポールで、このマクリッチ貯水池のトレイルコースはほぼ日陰で走れます。しかし、スタート以外は自動販売機がほぼ無いので、温暖気候の国ですので給水を持っていったほうが無難です。 また、最初と最後はトレイルコースだけでなく、湖面の遊歩道を走ることも出来るので、ぜひその素晴らしい風景を堪能してみて下さい。スタート / ゴール地点にはレストランやシャワーもあります。 シンガポールでは自然を感じられる場所としてはナンバーワンのオススメのランニングコースです。