ウラジオストク早朝ラン:早朝の金角湾を見に、鷹の巣展望台へ
ロシアのウラジオストクは、日本に近い場所にありながら長らく閉ざされてきた軍港の町でしたが、近年になって、短期滞在の日本人は無料でオンラインのビザが取れるようになり、成田などからもノンストップのフライトが出て、3時間もかからずに気軽にヨーロッパ的な異国情緒が味わえる旅行先になりました。 そのウラジオストクの金角湾に架けられた橋の夜景は、ウラジオストクを代表する景観としてサイトなどでも度々目にするものなので、ぜひ自分もそれを自分の目で見てみたい、と思い、夜明けの1時間前にホテルを出て、坂の多いウラジオの町を海抜ゼロの波止場から高度100m以上の場所にある鷹の巣展望台を経由して一巡する早朝ランに出かけました。 ライトアップされた建物や橋脚などを眺めがら坂道を登っていくと、次第に橋の全景が見えてきます。鷹の巣展望台に着く頃には、空がすっかり白くなって、観光写真のような夜景の雰囲気では無くなっていましたが、金角湾の全景を見るには日の出に近い時間の方がオススメかもしれません。坂の途中では空の紺と道のオレンジの照明の鮮やかなコントラストを見ることができました。また、コース上にはロシア正教の独特な形をした寺院や、ヨーロッパ的な街並み、そしてはるかモスクワまで通じているシベリア鉄道の東の起点であるウラジオストク駅などもありますので、昼間に走るのもまた一興と思います。 私の走った夜明け前の時間には、ローカルランナーの1人とすれ違いました。 冬の時期は厳冬となりますし、路面も氷雪に覆われてランには適しないと思われますが、春〜秋にかけての時期にぜひ訪れてみてください。 http://vladivostok.travel/jp/todo/bridges/