コース情報
コース説明
群馬県安中市松井田町横川から軽井沢方面へ向かう碓氷峠には、かつてのアプト式の鉄道が名を馳せた明治26年(1893年)からの趣が残っている。昔から交通の要衝として知られてきた碓氷峠に「鉄道」を開通させることは悲願であったが、技術改良を重ねて時代の流れとともにやがてその姿を消すこととなった。
それらの線路跡と多くのトンネルは、現在「アプトの道」というJR信越本線横川駅〜旧熊ノ平駅までの片道6kmほどの遊歩道に姿を変えた。多くの観光客がここを訪れるが、近年では紅葉の時期に碓氷峠でハーフマラソンが開催され、ランナーにとっても馴染みのある場所となった(大会はアプトの道ではなく中山道を走る)。
本コースはアプトの道での紅葉の様子と、かつての鉄道の歴史を走りながら感じることのできる素晴らしいコースである。碓氷峠の11月の気候は晩秋らしくひんやりと気持ち良い。途中には、晴れの日には美しく輝く水面と彩りのある紅葉が見れる碓氷湖、そしてレンガ作りの雄大なめがね橋をみることができる。
旧熊ノ平駅までの合計10つものトンネルではひんやりとした空気感がまた心地よく、そこを走り抜けることでその土地に対してまた違った感じ方ができる。このコースは6kmほどの道を走ったあとに、熊ノ平駅で折り返してからはスタート地点まで全て下り勾配の道となるので、碓氷峠が日本では珍しい「片峠」であることを実感できる。
天候、陽の当たる角度や時間帯によってもそうであるが、この道は行きとはまた違った景色が帰り道にはある。変わりゆく景色の素晴らしさを体感し、リフレッシュした自らの心身の変化を感じながらゴールを目指して駆け下りると、昨日までになかったポジティブな自分と出会うことができるだろう。
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