宮崎屈指の神話の舞台を走る。シーガイア〜江田神社・みそぎ池コース
フェニックス・シーガイア・オーシャン・タワーを起点に、黒松林を抜けて江田神社、みそぎ池を巡る約5kmの往復コースです。 このコースは、シーガイアが整備する「SEAGAIA RUN PORT」エリア内にあります。更衣室やシャワーなどランナー向けの設備が充実し、約700haに広がる黒松林には複数のランニングコースが整備されています。国内トップレベルの実業団や大学駅伝チームも合宿で利用する、日本屈指のランニング環境です。 黒松林には菌作用や細胞の活性化、リラックス効果などがあるとされている“フィトンチッド”が含まれているそう。そんなリトリート的な朝ランで楽しんだ周回コースは、ちょっとだけ寄り道して国道の下を抜ければ海岸沿いで日の出も拝めるというなんとも贅沢なコース。 さらに、このコースの魅力は、走る楽しさだけではありません。 ここは、日本最古の歴史書『古事記』に描かれた、日本神話の始まりの舞台。 黄泉の国から戻ったイザナギノミコトは、この地「筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原」で禊を行ったと伝えられています。その禊によって、天照大神、月読命、須佐之男命という日本神話を象徴する三柱の神々が誕生しました。 そして、その天照大神の子孫が宮崎から東へ旅立ち、神武天皇となって国づくりを始める――。 つまり、この場所は「日本という物語」が始まる原点。 ホテルを出発し、静かな黒松林を駆け抜け、江田神社で手を合わせ、みそぎ池の水面を眺める。そこには派手な観光地のような演出はありませが、二千年以上語り継がれてきた物語と、ほとんど変わらない景色があります。天照大神が爆誕したというみそぎ池はびっくりするぐらい地味でしたが、その分本物感もありました。 走っているのは5kmのランニングコース。けれど実際には、日本のはじまりの物語を、自分の足でたどる5kmでもあります。 風の音を聞き、松の香りを感じながら一歩ずつ進んでいると、この場所が単なる森林ではなく、神話が風景として息づく土地であることに気づくはず。 宮崎でしか味わえない、「走る旅」をぜひ体験してみてください。