
一般的な観光客向けの台北4大スポットは①故宮博物院、②龍山寺、③中正紀念堂、④台北101であるが、ランナーが走るべき台北4大スポットの1つに、この台湾大学が挙がる。日本でいうところの最難関大学が東大であれば、台湾でのそれは国立の台湾大学である。この場所は日本統治時代からの歴史を感じさせる名所である。
今ではそこにブルータータンのトラックがあり、ウォーキングやジョギングを楽しんでいる地元の人の姿が印象的である。本コースは台北の看板ランステである、森林跑站から1kmほどの台湾大学を目指し、まずはブルートラックでリラックスしながら台北の温暖な気候を感じる。
日本での陸上トラックといえば、アスリートが切磋琢磨する少し敷居の高い場所であるかもしれないが、台湾での陸上トラックとは、そこが大学内であれ、一般向けに開放されているので誰でも自由に利用できる憩いの場であるというのが良い。
リラックスした後は、キャンパス内を走ってみる。台湾大学といえばここ!というまさに温暖気候の南国を象徴する並木沿いは圧巻(写真1枚目)。さらには大学の外にもランナーには嬉しい場所がある。先ほどのトラックの向かい側にはアディダスとナイキの小さなアウトレットストアがあり、あなただけの「お宝」を探し出せるかもしれない。
ランステに戻るとシャワーを浴びてランステ内のカフェで食べるもよし、歩いて6分ほどの鼎泰豊(ディンタイフォン)本店で本場の名店の小籠包を楽しむのもよし。このように台湾大学の周辺にはランナーが喜ぶスポットが多い。