スポーツとリゾートが盛んなことで知られる中国南部・福建省廈門市の廈門島には、快適にウォーキングやランニングができる遊歩道がいくつかある。
廈門市湖里市の中部を南北に結ぶ幹線道路として、雲定北路と雲定中路がある。その一般道の高層には鉄道式バスとして運用されているBRT(バス・ラピッド・トランジット)の専用道路が設けられており、廈門島北部の廈門高崎空港に簡単にアクセスできる。
そして、この幹線道路とBRTとの間の階層にサンドイッチされているのが、廈門空中自転車道(厦门空中自行车道)である。全長7.6kmほどあり「世界最長の空中自転車道」とされていて、2017年から利用開始となったばかりである。
自転車道と歩道でそれぞれ区切られているが、歩行者やランナーは自転車道には立ち入らないように注意する必要がある(警備員に警告されるので)。
廈門空中自転車道はおもに渋滞緩和や市民の健康促進のために作られたが、地下鉄の2駅、多くのバス停、そしてショッピングモールに接続することができ、利便性も高い。自転車道・遊歩道ということで信号にかかる場所はないのでストレスも少ない。
特に夜間は綺麗な廈門の街中を眺めることができ、少しばかりロマンチックな感じがする。廈門のように自然豊かな湖沿いや海沿いの公園で走るのも良いが、こういった空中の遊歩道でするランニングは新鮮な感じがした。
ランニングコースとしては、五縁湾ベイサイドコース(https://runtrip.jp/courses/kaigai/-1/20468)に程近く、また廈門山海健康歩道(https://runtrip.jp/courses/kaigai/-1/32092)や湖畔の貯水池(https://runtrip.jp/courses/kaigai/-1/32091)にも簡単にアクセスすることができ、利便性が高い。