スポーツや健康の街である福建省廈門市に開通した「廈門山海健康歩道」は、2020年に開通したばかりの全長約23kmの空中遊歩道である。廈門島を東西方向に貫く低山の山々と海とを結ぶ遊歩道で、ウォーキングやジョギングに最適となっている。
このコースは廈門山海健康歩道【東部】として、廈門島の中心部にあるSMショッピングモール脇の廈門山海健康歩道4号入り口からスタートし、島の東部にある観音山ビジネスエリア手前の湖畔の貯水池までを信号に引っかかることなくノンストップで進める奇跡の空中+公園コースである。
獲得標高が約170mと、いくつかの低山を越える際に小刻みなアップダウンを繰り返すコースではあるものの、山なりになっている公園以外は基本的に空中歩道であり、なだらかな起伏が続く。
温暖な廈門では空中歩道は日陰がないのが難点であるが、冬季であれば涼しいので太陽や風が心地よい。また、アクセスが良くいくつかの地下鉄の駅、ショッピングモールなどにアクセスでき、自動販売機やトイレもある。
廈門の都市部の街並みや、高層ビル、マンション群らと自然が融合した景色を高台から見下ろすのは壮観である。
このコースの東部に差し掛かると、そのまま海沿いにまで突っ切って五縁湾ベイサイドコース(https://runtrip.jp/courses/kaigai/-1/20468)に行くこともできる。観音山方面に抜けるとしたら、空中自転車道(https://runtrip.jp/courses/kaigai/-1/24503)を少し南下して本コース通りに進み、湖畔の貯水池(https://runtrip.jp/courses/kaigai/-1/32091)に降りて地上を走るというフィニッシュとなり、ここまでがノンストップ(10号入口までも延長することができる)。廈門山海健康歩道【西部】はこちら(https://runtrip.jp/courses/kaigai/-1/32095)とにかく、公園や湾や貯水池などを空中歩道によってノンストップで繋いでいるというのは驚きに値する。アジアでいえばシンガポールにも似たような公園と公園とを繋ぐPCNという街づくりがあり、サザンリッジ(https://runtrip.jp/courses/kaigai/-1/4720)というルートではノンストップで8km進める。だが、廈門のほうが全長が15kmも長く、驚きに値する。