コース情報
コース説明
京都には京都一周トレイルという名前のトレイルが京都の街を囲むようにぐるりと広がっています。その全長は80km超。町の書店などでは地区ごとにマップも販売されており、とてもよく整備されたルートです。色々なルートが取れる京都一周トレイルから今日は、最も身近に親しめるビギナー向けのルートを紹介します。
今回紹介するのは大文字送り火に至るルートです。入り口は名刹銀閣寺(慈照寺)のすぐそば。お寺巡りとセットにできるのも魅力です。出発の準備を「銀閣寺前」バス停脇のお手洗いで整えたら早速出発。銀閣寺前の土産物街を通り抜け、正面に銀閣寺が見えたら左折。そのままお寺の脇を回り込むように道なりに進んでいくと林道に至ります。さらに林道を進み、橋を渡ると徐々に未舗装になり、勾配も徐々にきつくなりますがぐんぐんと登っていきます。木々の隙間から徐々に空が近づいてくるのがわかるはず。最後に長い階段を登りきれば大文字送り火「大」の字の火床に出ます。距離は短いですが勾配は結構ありますので焦らずに登るのがポイント。(勾配の目安として1kmで100mの標高差以上ある場合は斜度がきつめと考えると良いでしょう。ただし足場の状態などによっては登山の難易度も変わるのであくまで目安程度。)テレビや写真で見たあの「大」の字の火床にたどり着いた時の感動はなかなかのものです。火床からの見晴らしは抜群で、晴れた日なら京都の街はもちろん、大阪の街並みも遠望できます。朝のほうが空気は澄んでいるので、やはり登るなら朝一番に登って欲しい場所です。先日訪ねた時は、火床にある小さなお堂でお参りをしている方もいらっしゃいました。日課にしているのかもしれませんね。
下山後のオススメは「御米司ふみや」さん。通りすがりでとても良い匂いがしたので立ち寄ったのですがこれが大当たり、炊きたてのお米で握ったおむすびと味噌汁のセットを朝食にいただきました。僕は選びませんでしたが「たまごかけご飯」もあります。
コースは標高差約260m、片道約2kmほどなのでプチトレランでもハイキングでもokです。アクセスが良いのでトレイルランニングビギナーにもオススメ。「もっと長く!」という方はさらに登っていくと京都一周トレイルのルートにも合流するので、バリエーションは豊富です。他にも、逆回りで蹴上駅〜大文字〜銀閣寺だとワンウェイで9km。走力やスケジュールに合わせていくらでも楽しめるルートが考えられます。京都に行ったらトレイルランをしながら観光をする。こんなラントリップはいかがでしょうか???
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