かつて川だった道を走るシリーズ(※)、今回は駒込付近から上野の不忍池まで流れていたという藍染川(谷田川)の上をたどります。
川の源流はいくつかあったと言われていますが、その一つが今の染井温泉あたり。そこから不忍池まで、なだらかに(時に激しく)蛇行するルートが、そのまま道になっています。すでに暗渠となって100年くらい経つそうなので、かつて川だったことの名残を見付けることはなかなか難しいのですが、道としては不自然に蛇行を繰り返すことが川の道の特徴。
かつて長池という水源があったという染井霊園を出て、途中、霜降橋付近のしもふり商店街、山手線をくぐって、田端の文士芸術家村、田端銀座、谷田橋、よみせ通り、延命地蔵尊、へび道と、藍染川に沿ってひらけた街をはしります。橋がないのに地名に橋がついているというのも、川沿いだったことを物語ります。
山手線からよみせ通りまでの間はそれほどでもありませんが、よみせ通りから先は、いわゆる谷根千の散策ルートでもあり、休日の昼間は人通りでごった返すこともありますので、歩いて通るくらいのつもりでどうぞ。途中信号も多いので、スピードを上げるコースではなく、のんびりとルートの景色を楽しむ、時に立ち止まって街の様子を楽しむことが目的のコースです。
残念ながら、道は不忍池の手前で途切れていますが、ここから根津駅に抜けるところをゴールにしました。元気のある方は、来た道を戻るもよし、少し寄り道して谷根千の散策を楽しむのもおススメです。ご参考までに、谷根千のスイーツ食べまくりコースはこちら→ https://runtrip.jp/course/detail?coid=427
(走った時期:2016年5月)
(※)かつて川だった道、桃園川緑道はこちら→ https://runtrip.jp/course/detail?coid=278