茨城県つくば市にある不動峠は、関東近郊のヒルクライムに挑戦するサイクリストの中でも「不動峠アタック」と呼ばれるコースで初心者に最適なコース。もちろん、ランナーにも挑戦可能な距離、勾配となっている。 スタート地点からゴール地点までは全長3.77kmの上り坂であり、スタートしてすぐに勾配5〜8%程度の上り坂を進んでいく。ゴール地点は石岡つくば線が分岐点となる地点であるが、その手前の100mだけは勾配が13%とキツくなる。 平均勾配は7%で獲得標高265mと、基本的には同じような上り坂が続くコースである。コース距離は3.77kmであるが、全力でランニングした場合、トラックやロードでの5000mのベストタイムと同じか、もしくは+1分で走れると「速い」といわれている(例:5000mベスト16分00秒の人が、不動峠アタックで16分30秒など)。 コースは木陰がほとんどで夏は避暑地として重宝できる。スタート地点の手前には不動峠アタック専用の駐車場があるので、サイクリストやランナーに優し(少し離れているが筑波総合体育館では駐車場とシャワー施設が利用できる)。ランナーの場合、不動峠アタックを終えたら、帰り道はクールダウンでゆっくりとジョグをしながら景色を楽しむことができる。 茨城県は「つくば霞ヶ浦りんりんロード」という、霞ヶ浦や筑波山周辺のサイクリングロードが整備されており、サイクリスト向けの標識や案内板が多く設置されている。 この不動峠も例外ではなく、スタート地点からゴール地点まで案内板がいたるところに設置されており、途中の通過距離やあと何回コーナーがあるか、といった情報を確認することができ、茨城県やつくば市が公式に不動峠アタックを推奨しているともいえる。