世界文化遺産・歴史的共同租界のコロンス島
2017年に世界文化遺産に登録された、福建省廈門市にあるコロンス島。廈門島西部のフェリーターミナルから10分程度で行くことができる離小島であるが、ここは1903年に共同租界(外国人居留地)が建造され、アモイ・デコ様式という中国と西洋の文化が混同した街並みに異国情緒が感じられる。 コロンス島は1周6km程度で外周を走ることができる。島内には観光用の小さな車両を除いて一般的に車両の通行が禁止されているため、信号がない。だから、事故の危険性がなく観光を楽しむことができるのだが、生活用品の運搬も人力車が担っている。 世界文化遺産の島ということで国内外から観光客が集まり、特に日中にかけては団体客が多く、島内の道は基本的に狭いため、ランニングやウォーキングを楽しむのであれば、夜間か朝、そして海沿いの外周コースが混雑しにくい。 島内にはいくつか観光スポットがあるが、走り抜けられるポイントといえば、南西部にある鼓声洞トンネルである。海沿いの景観は美しく、また夜間は廈門島の高層建造物の明かりを眺めることができる。 島内にはいくつもの宿泊施設がああり、それらは欧州の外観をしているところも多い。異国情緒を感じるには、コロンス島に宿泊して夜間か朝にジョギングをするぐらいがちょうど良さそうだ。 なお、毎年1月1週目の週末に開催される廈門マラソン(廈門島での開催)の前座イベントとして、1月1週目の土曜日に廈門マラソンのブレイクファストランがこのコロンス島で開催されている。気候は沖縄のようで冬季でも快適に過ごすことができる。